ある日、王様は鷲の背中に乗って空から国内を視察していたところ、体調を崩して鷲の背中から落っこちそうになりました。その様子をスズメたちが見ており、王様が落ちないように支えてあげました。
感謝した王様はスズメたちに「何でも欲しいものをあげよう」と言い、スズメたちは巣に戻り王様から何をもらおうか話し合いをしました。いろいろな意見が出てまとまらない中、あるスズメが「王様と同じ金の冠をかぶって飛んだら誇らしくてカッコいい」と言ったところ、みんなが賛成し意見がまとまりました。
代表のスズメが王様のところへ行き「王様と同じ金の冠を僕ら全員にください」と伝えたところ、「それはあまり良い考えではないな。考え直したらどうだ?」と王様は返したが、「ぜひ金の冠をください」と意見を変えないため王様はその願いを叶えました。
金の冠をかぶったスズメたちは誇らしげに大空を飛び回りました。
物語は続くのですが、一旦ここであなたに質問です。
Q1. もしあなたがスズメの立場なら、なにを望みますか?
Q2. なぜ王様は考え直した方がいいとスズメに言ったと思いますか?
あなたなりに考えがまとまったら続きをご覧ください。
金の冠をかぶったスズメたちは誇らしげに大空を飛び回りました。
すると、いままでスズメに注目していなかった猟師たちが金の冠を欲しさにスズメ狩りが始まりました。
とうとう最後の5羽になってしまい、生き残ったスズメたちは命からがら王様のところへ向かい、「私たちが間違っていました。金の冠は返します。」と言いスズメたちから金の冠が外されました。
金の冠を外されたスズメは猟師から狙われることはなくなり、スズメたちは少しずつ平和を取り戻し、数年後に元の数に戻りました。
おしまい
いかがでしたか?
私はこのお話から、「財産は見せびらかすな、見せびらかすならば他人から狙われるリスクを頭に入れて対策しておけ」ということを学びました。
では、ここで質問です。
Q3. 金の冠をもらったスズメたちはどうしたら猟師に狙われずに済んだでしょうか?
私なりの答えは、空を飛び回るときには金の冠をかぶらないです。ただ、自分たちの存在を誇示したかったから金の冠を望んだわけで、見せびらかさないなら金の冠をお願いする意味がないと思います。では、見せびらかせつつ猟師に狙われない方法は…と考えだしたら止まらなくなるのが私の悪い癖だと自覚しております。
スズメ狩りが起こることをわかっていたから王様は考え直せと言っていたのであれば、私はまだまだスズメの立場だなと感じました。
ぜひ、家族や友達などとの話題の一つにしていただけると幸いです。
面白い考えなどありましたら、ぜひコメントください。
ありがとうございました。以上です。
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